知ればきっと始めたくなるバックギャモンの魅力
バックギャモン未体験の方にこそ伝えたいバックギャモンの魅力です。
≪デザイン≫
私とバックギャモンの出会いは10歳の頃でした。
ある日、父が見慣れぬ四角いカバンを出してきて、私に開けてみるよう促したのが始まりです。
茶色い革張りのトランクを思わせる出で立ちは大人の香りがしました。それまでの経験則からすれば「子供は触っちゃダメ」と言われる部類の代物です。
すっかり興味津々で開いてみると、中は布張りでサイズの均等な茶と白の三角形が交互に規則正しく並んでいました。
コマとサイコロも茶色と白に統一され、サイコロを振る際に使うケースは盤の表地と同じ茶色で、全体がシックにまとまっています。
今にして思えば、私はそれが何であるかを知る前に、既にそのデザインに魅了されていました。
盤のタイプはバッグ型や木製の一枚板など様々ですし、配色も赤と黒、白とグレーなど多種多様です。
しかし、いずれも趣のあるクラシカルな雰囲気と、鋭角の三角形が持つシャープな印象が融合した、おしゃれなインテリアにもなる美しいデザインなのです。
≪運と実力のバランス≫
バックギャモンはサイコロを振って遊ぶゲームなので、運が勝敗に影響を及ぼします。
そのためオセロやチェスといった実力のみで勝負するゲームに比べると、早い段階で初心者が熟練者に勝利することが可能です。かといって一般的なすごろくのようにサイコロの目だけで勝てるほど単純なゲームでもありません。いくらサイコロの目が味方したとはいえ、きちんとルールを把握し、意思を持ってコマを進めた結果の勝利です。
一方で熟練者にとってはサイコロの目が悪い時ほど腕の見せ所とも言えます。つまり、時の運と実力のバランスによって勝敗が決まるため、幅広い熟練度のプレイヤーが共に楽しめるということです。
≪様々な戦略≫
サイコロの運によって初心者が熟練者に勝つこともありますが、もちろん勝負を重ねれば実力差は勝率として表れます。そして勝率を上げるためには戦略やテクニックが必要です。
バックギャモンの場合、サイコロの目によってゲームの流れはその都度変わります。したがって、その状況に合わせて流れを見極め、攻め、守り、逃げ、待ち、など様々な戦略を使い分ける事が重要となります。
これがこのゲームの醍醐味ともいえる部分です。
そして同じ相手と対戦を重ねてもゲーム運びはその度に違うので、いつも新鮮な気持ちでゲームを楽しめるのです。
10歳でバックギャモンの面白さを知った私ですが、大人になった今でも飽きることなくゲームに興じています。
つまり、ルール自体は子供でも十分に覚えられる簡単さでありながら、奥が深く、末長く楽しめる魅力的なゲームなのです。